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本作は、IRCAMやMax/MSPといった現代音楽・電子音響のDNAを継承する、極めてアカデミックで実験的なネオクラシカル・グリッチ・テクノです。120 BPMの四つ打ちグリッドと、90 BPMの優雅なワルツが同時に進行する3対4のポリリズム構造を採用し、聴く者の時間感覚を鮮やかに撹乱します。
弦に鋲を打ったプリパレード・ピアノの硬質な響き、チェロのコル・レーニョによる打楽器的な奏法、そしてBuchlaスタイルのモジュラーシンセが織りなす音響工作。7拍ごとに訪れるグラニュラー・シンセの吃音(スタッター)は、論理的な思考が崩壊する瞬間を象徴しています。無機質な「演算」と、愛という名の「脳のバイアス」が激突するブリッジのダイナミズムは、現代における「美」の正体を鋭く問いかける、冷徹で美しい挑戦状です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。