歌詞

華やぐお囃子の音

眠らぬ街に

今宵 彷徨う 影踏み

貴方はだあれ？

かごめよかごめ

籠の中のキミは

囚われ怯える夜に

何を想うの？

唐紅に染まる花笑み

涙で滲んでも

心だけは 誰にも 渡さないわ

舞い散る花びらに願い込め

明日を描いた

連れ出してよ ヨアケノ晩に

手練手管（てれんてくだ）蜜の味

然れど苟且（カリソメ）

嗚呼、まるで針子の虎

空理空論

そして

胡蝶の夢のシンドローム

夢か現かビオトープ

千思万考成れの果て

離れられずに

偽りと知りながら求めてた

生温い仕合わせは

行く当てなど 何処にも 有りも為ずに

遠い夏の日に見た花火よ

陽炎が揺れる

傷跡さえ愛しい証命

かごめよかごめ浮世の夢の果て

後ろの正面だあれ？

夜が明けてく

もう二度と夢を見ることさえも

叶わぬ定めなら

この身を裂き玉と砕け散りたい

三月淡雪舞う黎明

貴方は私を

連れ出したの 鳥籠の外

唐紅に染まる花笑み

朝焼けを包んで

誠の誓いは 呪いを 解く鍵

舞い散る花びらを祝福に

永遠に枯れぬよに

貴方だけに謳い続ける

貴方だけに 謳い続ける