ただ、僕は夏の空に
浮かぶ白い雲まで行こうと思った。
まだ青い酷く青い、雲一つない空だった。
ひどいと思ったんだ。
ただ、僕は夏の夜に
浴びる月に言葉を描いていたんだ。
ただ、僕も夏も街も路地裏さえも
無くなっているみたいだ。
忘れてしまったふりをした。
あの美談と時間ですら
暮れて沈んでしまった。
夏影、揺らいだ彼岸の花
この憂いは僕だけのものだ。
淡い夏風、早く連れ去って。
長い話は、さよならの後で。
花束、手向けたままの夏吐いて眩んだ。
できない呼吸と藍の空、
あぁ
この胸のもっと奥に、
ずっと底に言葉を残しているんだ。
ただ、何か捨ててこそが音楽なのさ。
価値観も塵同然だ。
忘れてしまったふりをした。
生きがいも未完のまま、
呼吸が嗚咽みたいだ。
空蝉、開いた悲願の花
この運命は僕だけのものだ。
淡い夏風、早く連れ去って。
長い話は、さよならの後で。
花束、手向けたままの夏吐いて眩んだ。
できない呼吸と藍の空、
あぁ
夏風、赤く熟れてって。
長い季節が終わってしまうのね。
花束手向けたままの夏背景、眩んだ。
できない呼吸と藍の空、
君は見えるでしょうか。
明日には僕は、海に浮かんでいる。
きっと広がる夜は言葉要らずだ。
僕らの海だ。
あぁ、忘れていくもんかなんて言えたら!
歳を喰らっている。
また会えるでしょうか。
白い花弁、終わる夏に手向けたら
- 作詞
dim
- 作曲
dim
- ミキシングエンジニア
Showtaro
- マスタリングエンジニア
ぺい爺さん
- ギター
As., ALISA
- ベースギター
清水bass
- ボーカル
めだまやき
青猫と月夜の晩に の“晩夏”を
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