歌詞

ひらひら落ちた鎖の花が

風に運ばれ舞い踊る

水面彩る波紋の轍

強めあって鼓膜響き夢から覚めたら

幕は今上がる

数え切れないほど

不規則に置かれた姿見たちが映した

幾重の虚像がさらに屈折して

感情を複雑に読ませた

温もりなの？悲しみなの？

誰のものなの？

知っているような何処か違うような

この胸の中流れ込んだ

数多の想いの欠片

私を創り変えてゆけ

光雲間に降り注いで

燥ぎだす塵ティンダルフェノメノン

物語追いかけ地図帳指這わせ

映像現象心象誘い出す洋墨の香り

意味などなくても無暗矢鱈貪る

無垢さ故の向こう”水”

グロテスクなほど搔き乱されても

手で掬んで飲み干した

底へ深く沈む鳥を

膝抱いて屈んで覗いて

暗さに怯えて

風を受けて浮かぶ魚

高く仰げば果て無く涙止まらなくて

叫び続けた

声のまにまに誘われては

拘り散り散りにはじけてゆく

解き放たれ揺蕩う魂を

縛るものなど何も無いよ

愛をきらきらより輝かせ

ドレミファ宇宙へと届けるよ

まだ拙くても心から

挟まれた菖蒲の栞の意味

今はわかる気がするの

オリジナルのストーリー

一歩遅れたけど構わずに

ストリングスさらさら奏で紡ぐの

永い間ぐるぐる絡まった

ジレンマの糸解きほぐして 

まだふらふらピッチ揺らいでも

私だけの歌やっと見つけたから

聴いてほしいよ

まずはあなたに