迷子の手ぶくろのジャケット写真

歌詞

迷子の手ぶくろ

伊達なおこ

だれかのポッケから 音もなく おちた

道ばたに かたっぽだけ 小さな手ぶくろ

北風ふいて 枯葉が まいあがる

けれど 小さな手ぶくろは まるで

地面をつかむよに

そこから 動かぬよう

ふんばっているみたい

きっと おとしたのに気づいて もどって

ひろい上げてくれること 信じて

つつんであげたい 守ってあげたい

そしてまた あのポッケに もどりたい

だれかのポッケから 音もなく おちた

道ばたに かたっぽだけ 小さな手ぶくろ

ようしゃなく 雨が ふってきてぬれた

小さな手ぶくろは まるで

地面のタイルもよう

そこには汚れきって 泣き疲れた手ぶくろ

その時 だれかがひろいあげて バサッと

袋につめてまるめた すてちゃうの?

つつんであげたかった 守ってあげたかった

そしてまた あのポッケに もどりたかった

安心なさい 袋にいれた手は

なじみのあるあの手 みつけてくれたのよ

だれかのポッケから 音もなく おちた

道ばたに かたっぽだけ 小さな手ぶくろ

今はそろって もの干しで 陽をあびている

  • 作詞者

    でじたけ

  • 作曲者

    でじたけ

  • ミキシングエンジニア

    でじたけ

  • グラフィックデザイン

    でじたけ

  • ボーカル

    伊達なおこ

迷子の手ぶくろのジャケット写真

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    迷子の手ぶくろ

    伊達なおこ

「なおこの絵本うた」シリーズは、まるで絵本を読むように心に情景が浮かぶ歌の世界。
優しいメロディーにのせて、小さな物語を歌います。

第一作目となる 「小さな手ぶくろ」 は、ある日、誰かのポケットからこぼれ落ちた小さな手袋の視点で描かれる、切なくも温かな物語です。

道端にひとつだけ残された手袋は、北風に吹かれながらも、落とし主が迎えに来てくれることを信じてじっと踏ん張っています。やがて雨に打たれ、泥にまみれてしまう…。それでも、小さな手袋は願い続けます。

「つつんであげたい」「守ってあげたい」 という想いは、まるで人の気持ちのよう。
淋しさ、希望、そして温もりが詰まったこの歌が、聴く人の心をそっと包み込めたら嬉しいです。

子どもから大人まで、聴いた人それぞれが自分の大切な思い出や感情と重ねられる 「絵本うた」 の世界。
この小さな手ぶくろの物語に、そっと耳を傾けてみませんか?

アーティスト情報

  • 伊達なおこ

    伊達なおこです。 どこかで聞いたような名前だって? 気にしないでください(笑) 小さい頃から、文章を書くのが好きです。 絵を描くことも好きだけど、文章を書く方が日常的かな。 書くのは当然、自分の想い。 だらしない自分に喝を入れる、もう1人の自分がいます。 そして書き終わって…よしっ!頑張ろう、と。 説教くさい歌ばかりですが、すべては自分への戒め。 …そんな強がりで、でも繊細な感性をもった、少し昭和チックな日本の女性をモチーフに、AIの力を借りて作り上げたのが「伊達なおこ」というキャラクターです。 歌詞は完全オリジナルですが、作曲と歌唱はSuno.aiが生成した音源をリミックスして制作しています。

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