待ちくたびれたね
君の横顔を少し眺めながら
疑うことはない
レールを外れるぐらいに揺れたのさ
幸せはゼロサムゲーム
なんて話を続ける
もう戻らなくてもいい
弾け飛んでゆく奇妙な球体が
もう交わることのない
線の上で壊れてゆく
あの好きな映画の
サウンドトラックを流しながら
思い出に浸った思い出を
ポケットにしまって家を出る
きっとどれを選んでも後悔する
僕ら以外の姿はない
もう戻らなくてもいい
弾け飛んでゆく奇妙な球体が
もう交わることのない
線の上で壊れてゆく
消さないで残しておいた古い記憶を
いつまでも追いかけていたけど
もう戻らなくてもいい
弾け飛んでゆく奇妙な球体が
もう交わることのない
線の上で壊れてゆく
- 作詞
羽田野 元彦
- 作曲
羽田野 元彦
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メモリーセブン
hotobori
"hotobori"の2作目となる配信限定シングル。
明るく軽快なビートに乗るピアノやクランチギターが一見爽快さを感じさせるが、それに反した歌詞とメロディは晩秋の哀愁をも漂わせる。
キリンジや山下達郎などのAORに影響を受けたこの曲は、最後まで優しい歌声を続けているが、そこで紡がれる言葉は厳しく、ポップさの中に「もう戻らなくてもいい」という覚悟のようなものを感じさせる。
日没の頃にドライブしながら聴いてほしい一曲。
アーティスト情報
hotobori
羽田野元彦(Vo,Gt)、所澤誠(Key.)、石川達也(Ba.)、タネダミツアキ(Dr.) 前身バンド"ごっこ"は2017年に活動を休止。 約3年の潜伏期間を経て、2020年8月、"hotobori"を改めて結成し、活動を再開した。 「心にグッと、グッドミュージック。」をキャッチコピーに掲げ、"hotobori"というバンド名には「聞いた後に何か残り火のようなものが残る音楽を作っていきたい」という思いが込められている。 都会的な音の中に、ノスタルジーな温もりを感じさせる。
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