歌詞

回答用紙を埋め尽くす 記号

喝采は他の誰かのものだった

とにかく必死にやってきたけど

交わす言葉を持っていなかった

哲学のカーテンが解(ほつ)れた糸を放つ

引き連れた影もまた それを離そうとはしない

跳弾した暴力が鋭角を削り取った

サラウンドに反射する声 希望 未来

夜が明ける まだ 灯火を

消せない世界で一番 綺麗だと知った

それでもいいと 失ってしまいたいなら

間借りしたこの言葉で 片言に紡いでいいよ

草臥れて 悠長な 心を眠らせて

回答はいつも加筆されたもの

賞賛は歩調合わせの線

とにかくがむしゃらにやってきたけど

誰の言葉も聞けていなかった

シータ波の粒子が光速の個を放つ

引き連れた影はもうその先を追うことはない

選び取った未来が感覚を鈍らせるから

伽藍堂に反射する声 もう いない

西陽が差す またここに来て

会えないαと永遠 蜃気楼の中

それでもいいと 失ってしまいたいなら

誤解したままでもいい 出鱈目に崩していいよ

臆病で死にそうな 心を眠らせて

夜が明ける 今 灯火を

消せない世界で何よりも美しいと知った

それでもいいよな 寂しくなれたよな

はぐれていた この言葉で 片言に紡いだ程度

それでもまだ 眠らない 心に火をつけて