Lyric

ここは汚れすぎた街

彼女は一人で生きる

ひどく荒れた手を隠し

口ずさんだメロディーが響く

忍び込んだ教会で

不敵に笑い戯ける

去り際、独りで祈る背中が

霞んでいく

私を食ったって味がないよ

気付いてる？わかってる？って言って

二人だけで溶け合って、混ざんないねって

泣いて抜け落ちていく

淡い羽根 染まって散ったってさ

二人手を繋いでいたい

繋いでいたいんだって ねえ

誰も知らない所で

何も言わず ただそこで

透明な海に浮かぶ

魚を見ていた

沈む夕日に照らされ

美しく狂い咲いてた

あの花のことを僕は

きっと忘れないよ

光に手をかざして立つ姿は

壊れそうで見惚れていただけで

言葉はすぐ流れ去って、ただ綺麗だねって

触れて重ね合わす

淡い影 暗んで消えたってさ

このまま手を繋いでいたい

繋いでいたいんだって ねえ

さよなら