Base Uのジャケット写真

歌詞

Anti Virus

THE YUINOWS

泣いてないの、いつ以来?

まるで心は飽和攻撃の爆心地

突然君は光の速度でやってきて

砂漠になった

コーヒーポットも雄弁に愛を囁いている

笑ったのって、いつ以来?

まるで心は発破寸前のTNT

突然君は光の速度でやってきて

シャトーになった

ペーパーバックは慇懃に夢を貶しはじめる

ちゃんと言うよ、もう会えないよ

ちゃんと言いたいよ、もう会えないよ

君が臓器なら 僕を抗体にして

怖いウィルスから逃れられたなら

今日を裂いて 明日を切り取っても

まだまだ病巣は、昏く深いナノマイクロの彼方にあった

もしかしなくても、この通り退屈なトラジディ

どうやら僕の四半世紀、最低のクオリティ

ようやくラストワンシーン

エンドロールも待たず観客は足早に

「馬鹿みたいだなあ」って笑って

君が宇宙と結婚して、その瞬間に僕はひとりだった

言祝ぎのつもりで抱えてた言葉も一切が呪いだった

君が宇宙と結婚した!その衝撃に僕は逃げ出した

まるで咎びとみたいに

結局僕は大嫌い

まるで心はひどく錆びたバタフライナイフ

突然君は光の速度でやってきて ああ

光の速度でやってきて ああ

君が臓器なら 僕をナイフにして

恐ろしい病魔に近寄らせやしないのに

今日を裂いて 明日を切り取っても

まだまだ病巣に至らないから

  • 作詞者

    文学

  • 作曲者

    THE YUINOWS

  • レコーディングエンジニア

    クロスロードスタジオ

  • ミキシングエンジニア

    クロスロードスタジオ

  • マスタリングエンジニア

    クロスロードスタジオ

  • グラフィックデザイン

    藤原早苗

  • ギター

    文学, Ecri

  • ベースギター

    Yo

  • ドラム

    Kai

  • ボーカル

    文学

Base Uのジャケット写真

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2025年3月23日にリリースされる『Base U』は、2021年4月6日に結成されたバンドTHE YUINOWSが、初の公式音源としてリリース・配信開始する5曲構成のEP。

楽曲面では、日本国内のメジャーロックバンドとインディーズ・オルタナティブロックバンドの影響を強く受けつつ、独特で聴き飽きない楽曲構成と聴き心地よいサウンドの組み合わせを目指した勢い良く明るさのある楽曲スタイルが特徴。

アンサンブルは、ローミドルな帯域で地声を張り上げるボーカルと、ペンタトニックスケールを中心としながらもバッキングまたはリードと言った画一的な分担に収まらないギター2本によるシンプルでありながら独特なフレージング、ルードで直線的なローサウンドを確保しつつも要所でハイフレットの音域をリフレインするベース、聴きなじみ良くかつ型にはまらないドラムといった、オルタナティブロックの美味しいポイントを貪欲に追いかけた構成。

作詞面では、ギターボーカルを務める文学による内省的かつ文学的なスタイルが特徴。若年層の貧困、宇宙、病気、明日への不安、モラトリアムなどをモチーフとしつつ、各曲に通底して、ポジティブさとネガティブさ、希望と諦め、無限と有限など、背反する概念を成立させ一曲の中でテーマとしている。

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