Lyric

曖昧でからっぽのこころに

欲しがった愛の

その意味は知らない

ただ独りが怖くて

泣けないほど

乾いて仕方ないね

憂身をやつすほど

焦がれるような恋で

くらいくらいよる 彩るみたい

崩れるまちあかり

あかい 花びら

思い出せないのは 幼いサイン

瞼の裏の絵画

青すぎる空を知ったときから

ぼくらだけが見放されてしまった

くだらない愛が

「えらばれたんだ！」って嘯いた

まだ行けないよ？ がらくたの楽園

出会えるのは瞬いた雲のむこうがわ

今より優しくなるから

燃える夢を眺めていて

なくしてから気づく

ぼくらだけの色

思い描けなくなって

台無しにしてもいい？

幼気なおもいでばかりでいっぱいの

両の腕のせいで抱きしめられない

もしも

巻き戻せたら

知らないでいたら

無垢なままでいれたら

数えきれないのは

たからものだから

どれも眩しくて仕方ないんだ

ま るで神話の林檎のお話みたいに

汚れて傷ついてもいいと思ってのに

いま借り物の心臓にあるこの虚しさだけが

ふたりぼっちのあかしなんだ

くだらない愛が

「えらばれたんだ！」って嘯いた

まだ行けないよ？ がらくたの楽園

出会えるのは瞬いた雲のむこうがわ

誰もいないはるか遠くで

今より優しくなるから

燃える夢を眺めていて