Greetings from Azalea Hills Vol.1のジャケット写真

歌詞

月と獏

fuu

月は青白く ライ麦畑を照らす 心地よく風にさわさわと

一匹の獏はゆく 今日は誰の夢を食べようか

とある若者は 旅の夢を見る 進む飛行船 世界の果てまで

空腹の獏は言う

「何事にも希望はあるものだ

私にも甘すぎず これはこれでなんと美味いことか」

とある老人は 国の夢を見る 古い争いで 消えたふるさとよ

満腹の獏は言う

「物事には終わりがあるものだ

私にも苦すぎず これはこれでなんと美味いことか」

浮かぶ風景を ふわりくゆらせて 夢と現実の

狭間をゆくのさ

狭間をゆくのさ

狭間をゆくのさ

  • 作詞

    あべダイヤモンド, fuu

  • 作曲

    fuu

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東京西部にある「つつじの丘」。電車で新宿から20分ほどで着くこの街には、どこにでもよくある
家や商店が軒を連ねている。そんな「つつじの丘」の駅の近くに、小さく古びたライブバーBlessがある。慌ただしく一日が過ぎ、夜の帳が降りる頃、いつもの顔ぶれが店に集まる。客の職業は便利屋から大企業の重役まで、年齢も成人したてから古希間近まで、色んなところからやってくる。バーのオーナーのChangieは、音楽業界で40年生き抜いた大ベテラン。毎晩常連客は、自分の大好きな音楽をやりにくる。演歌からロックンロールまで、曲のジャンルも様々だ。夜ごと繰り広げられる即興演奏やバカ騒ぎの中から、このコンピレーションアルバムは生まれた。Bless Records Tokyoプロデュースのこれらの収録曲は、特別な、よそ行きな夜を記録したものではない。古い木製の扉を開けて店に入り、すでにグラス片手の顔なじみの輪に加わり、いつものように耳を傾けるとき、聞こえてくる音。それがこのアルバムには息づいている。

アーティスト情報

  • fuu

    千葉県出身のシンガーソングライター。中学生から作詞・作曲活動をはじめ、大学でDTMやメディア音楽を専攻。会社員となってからも、1年間のイギリス生活を経験し、ストリートライブを行いながら音楽活動を続けてきた。ボサノバやフレンチポップスの雰囲気をもったオリジナルソングは、まるで異国を浮遊するかのような、優しくてどこか哀しい独自の世界観を醸し出している。

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Bless Records Tokyo

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