救済のジャケット写真

歌詞

がらんどう

山岡諒

夕陽が赤く染める 空をみていた

あの娘を口説けぬ卑屈さに

流す涙もなく今日も

街は明かりを灯し始めて

雑踏のなか私は

憂いを潜めて喧騒に紛れ

哀れみに身をやつす

相も変わらず伽藍の堂は

重い扉に閉ざされたまま

夜の帷よ、憐れむのなら

黒く塗り潰してくれよ

やがて月の光が柔らかに陰をつくる

気晴らしに歩を散らす 当てもなく

風が温度を奪うことすら心地よく、鼻を啜って

己を愛す器量もなくて

洗濯物のように

内省が部屋を埋め尽くしてる

乾き切るのはいつか

相も変わらず伽藍の堂は

重い扉に閉ざされたまま

夜の帷よ、憐れむのなら

黒く塗り潰してくれよ

いまだ心は不甲斐なく鼓動を打つ

相も変わらず伽藍の堂は

重い扉に閉ざされたまま

夜の帷よ、憐れむのなら

黒く塗り潰してくれ

愛と云えばこの想いすら

許されるような卑屈さにまた

螺旋の中で空を見上げる

朧月、雲のまにまに

されども月は綺麗にそこに

  • 作詞

    山岡諒

  • 作曲

    山岡諒

救済のジャケット写真

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前作よりも心の深層を更に細かく描いた1枚。励ましではなく共に沈むことで得られる癒し、救いを大まかなテーマに掲げた曲目が並ぶ。

アーティスト情報

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