救済のジャケット写真

歌詞

ある日の寂寥

山岡諒

仰げば灰色の空が今

憂いのなか涙をこぼす予感がして

ため息が漏れる

傘を持たずに歩む午後に

漠然とした寂しさを私は傍に、傍に連れて

向かいに母を連れた子がひとり

突然郷愁の念に襲われる

なす術もなく

雨に打たれ

足を早めて

雨に打たれ

その場を凌ぐ

雨に打たれ

心が溢れぬよう

雨に打たれ

掛け金を掛けて

激しく雨は足を強める

はしゃいだ音に

交じるクラクションや踏切のサイレン

あぁ、街は華やいで

喧騒のなか

どこか虚しく目を逸らす

雨に打たれ

濡れた前髪と

雨に打たれ

惑う人混みに

雨に打たれ

不満を募らせて

雨に打たれ

家路へと急ぐ

先程の童が黄色い雨具を着て歩いてる

懐かしげな色味にざらつく胸の奥で

得も知れぬ痛みが湧いて

雨に打たれ…

やむを得ず

雨に打たれ

今を噛み締めて

雨に打たれ

血が滲めども

雨に打たれ

心が溢れぬよう

雨に打たれ

掛け金を掛けて

  • 作詞

    山岡諒

  • 作曲

    山岡諒

救済のジャケット写真

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前作よりも心の深層を更に細かく描いた1枚。励ましではなく共に沈むことで得られる癒し、救いを大まかなテーマに掲げた曲目が並ぶ。

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