歌詞

やけに冷え込んだ暖冬の初旬

白い息と舞った胃に落ちた焼酎

煙草臭い店を後にし歩いた

一日の終わりかまだならあるいは

夜と朝の合間 一瞬の時間帯

飲みたりない奴が言う後2、3杯

流れるままに六角の通りに

またドア開けば戻る始まりに

腹を抱えて笑えることに感謝

幸せって案外日常のことかな

明日が来る これ本当に当たり前か？

届く疑問符 未来から語りかけた

ハズレばっかだって たまに当たりが出た

失敗ばっかだって うまく行ってる

生きてれば 空を見上げた

酔っ払いの会話がくだらなくニヤけた

孤独を抱いて 弱音を呑み込んで

心を従えて 前へと歩いてる

最後は一人だって理解して分かってる

誰しもがみんな何かと闘ってる

疲れて草臥れ 挫けたって良い

やり直せ何度だって 格好悪くたって良い

枯れた花にさえ また緑が戻ってく

止まり木の様に此処で歌ってる

空のグラスがどこか寂しげに映る

器用に眠るやつが並べたスツール

市バスが動き出す朝の合図

幾千の台数をこっから見送る

思い出した あいつは今何してる？

ビルの下狭い空を未だに見てる

子宝に恵まれ家を買った奴や

話も出来ないままに死んじゃった奴や

会わなくたって変わらずいる親友

海の向こうにもいる同胞や친구

街が上書きされる新しいタギングで

淘汰される必要ないダビング店

ゲーセンも学校もホテルになった

闇雲だった平成は過ぎ去った

それぞれの道 信じたやり方

ありのまま行きますように明日が

年輪を刻む見たく皺を蓄え

人生の染みも味となりゃ良いなって

語ってる仲間 まだ飲んでるバカや

この瞬間が宝物の様な絵画

冬の太陽がやけに心地良い

もう昼前次の店が最後にしよ

ツレが導き 蛸薬師から錦

終わりが惜しい 終わらない1日

孤独を抱いて弱音を呑み込んで

心を従えて前へと歩いてる

最後は一人だって理解して分かってる

誰しもがみんな何かと闘ってる

疲れて草臥れ 挫けたって良い

やり直せ何度だって 格好悪くたって良い

枯れた花にさえ緑が戻ってく

止まり木の様に此処で歌ってる

昨日は泣いた 今日は笑えた

明日は分からない でもまた会えた

少しの涙と沢山の笑い声

ありがとう 時を忘れる少しだけ

冷たい風 陽は暖かく

ありのままに生きたい つつがなく

雲が無い空 白い花が咲く

鴨川にまたユリカモメが舞う