LAST SUMMERのジャケット写真

歌詞

HOPE

ツー・ミィ

夜の深く底まで来たら

明かりを消して

暗い森をぬけて

ひとつの明かりを頼りに

何も見えない闇に どうして

ほっとしてる

夜の湿原は柔らかく 全ての光が

消える場所まで来たら

明かりを消して

見上げて息を吸って独りになってようやく

まだ生きててもいいってそう思えるから

星をたどって不思議を全部集めた

あの旅も宇宙のどっかで

まだ走ってますように

祈って

明るい街を抜けて

誰もいない夜の底へ

何も見えないように歩いた

街灯の下で

全部嫌になって逃げ出したあの日も

ここはこんな風に澄んで優しく光ってたのかな

夜に散らばったガラスのような光が

まるで凛と澄んで青く冷たく燃えるように

光って

空が もう白んできて 夜が終わる

湿原の闇に少しずつ 青色が混ざっていく

時が止まって見えたこんな夜が

朝に淡く消えても 胸に残ってますように

祈って

見上げて息を吸って独りになってようやく

まだ生きててもいいってそう思えるんだよ

星をたどって光を全部集めた

あの旅も宇宙のどっかで

まだ走ってますように

祈って

夜と朝のあわいに

最後の夏が始まる

  • 作詞

    ツー・ミィ

  • 作曲

    ツー・ミィ

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2022年、夏。石垣島にて作曲した「夏の終わりの夜光虫」を皮切りに、リテイク、リミックスを行った既発表曲5曲を含む全13曲の1stフルアルバム。全国を点々としながら、それらの風景と心情を重ねた切ないメロディーに、抒情的、時に文学的な歌詞を乗せ、アルバム全体から立ち上る「滅び」の美しさを、まるで静かな叫びの如く儚く歌う。
この国に生まれ、この国に育ち、当たり前のように死を願う神経の世界の住人よ、その人生に、どうか花束を。

アーティスト情報

twomie

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