10 Short Storiesのジャケット写真

歌詞

銀色の糸

佐藤龍一

吹き過ぎる風さえ私を避けてゆく

夏も空も海も私から逃げてゆく

帰らざる河の流れは追わないよ

過ぎ去りし日々のことはもう忘れた

打ち寄せる波と引いてゆく波は

同じ数だけあるそんなこと分かってる

ただ眺めていることにもう疲れたの

すべて終わるのをいつまで待てばいいの

青空の彼方から

銀色の糸が降りてくる

約束の鐘が鳴りひびく

そんな日が来る

空に昇ってく

街を見下ろして

雲を突き抜けて

どこまでもゆく

星になれるなら永遠に瞬いて

あなたを空から見つめているわ

私の事はもう忘れた方がいいわ

あなたはあなたの人生を生きて

希望と絶望は同じコインの

裏と表にある そんなことわかってる

ただ待ち続けることにもう疲れたの

果てしない道をどこまで行けばいいの

満月の向こうには

金色の光降り注ぐ

約束の場所が待っている

そんな気がする

空に昇ってく

ビルが遠ざかる

大地は遥か

どこまでも行く

  • 作詞

    佐藤龍一

  • 作曲

    佐藤龍一

10 Short Storiesのジャケット写真

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全編が佐藤龍一の作詞・作曲・編曲・演奏・プログラミングによる作品集。ジャケットのアートワークも担当。コロナ禍の時期に制作された。レゲ、ラテン、フォーク、ロック、エスニックといった様々な音楽スタイルを含み、短編小説のように10の物語が詰まっている。佐藤龍一は現在、5人編成のバンド、佐藤龍一&The Dragonとしてライブ活動中。

アーティスト情報

  • 佐藤龍一

    シンガー・ソングライター。1952年生まれ。1972年エレックレコードより竜とかおるでデビュー、1974年ソロデビュー。アルバム2枚シングル4枚発表。1976年インドへ。以後世界放浪30ヶ国、ゲーム音楽制作、専門学校講師などを経て2007年ステージ活動再開。作詞/作曲/歌/編曲/演奏/録音をひとりで手掛けたアルバム「LOST&FOUND」(2008)「LEGACY OF LOVE」(2017)「10 Short Stories」(2020)をリリース。2018年、個人レーベルMIOTRON RECORDS設立。ギター弾き語りの他、バンド「佐藤龍一&The Dragon」のリーダーとして東京を中心に活動している。

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Miotron Records

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