10 Short Storiesのジャケット写真

歌詞

父から背骨をもらい

佐藤龍一

父から背骨をもらい

母から心臓をもらった

父は大地のようで

母は太陽だった

生まれては

この世の風に吹かれて

生まれては

時に荒波に呑まれて

生きることの意味を求め

地の果てまでも旅をした

この血の記憶の奥底に

何があるんだろう

生きてれば

いつかすべての謎が解けて

生きてれば

いつか永遠にあえるのだろうか

電車の中で赤ん坊が笑う

その子に流れる愛がある

差し込む夕陽は世界中

同じ光でできている

生きてゆけ

明日に向かって逃げてゆけ

生きてゆけ

暗闇はきっと幻なんだ

父は骨となりました

母は骨となりました

泣いたり笑ったりの旅を終え

今は静かな場所にいる

生きてゆく

俺の旅はまだ続く

生きてゆく

いつかどこかでみんなに逢えるだろう

父から背骨をもらい

母から心臓をもらった

父は大地のようで

母は太陽だった

生まれては

この世の風に吹かれて

生まれては

時に荒波に呑まれて

  • 作詞

    佐藤龍一

  • 作曲

    佐藤龍一

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全編が佐藤龍一の作詞・作曲・編曲・演奏・プログラミングによる作品集。ジャケットのアートワークも担当。コロナ禍の時期に制作された。レゲ、ラテン、フォーク、ロック、エスニックといった様々な音楽スタイルを含み、短編小説のように10の物語が詰まっている。佐藤龍一は現在、5人編成のバンド、佐藤龍一&The Dragonとしてライブ活動中。

アーティスト情報

  • 佐藤龍一

    シンガー・ソングライター。1952年生まれ。1972年エレックレコードより竜とかおるでデビュー、1974年ソロデビュー。アルバム2枚シングル4枚発表。1976年インドへ。以後世界放浪30ヶ国、ゲーム音楽制作、専門学校講師などを経て2007年ステージ活動再開。作詞/作曲/歌/編曲/演奏/録音をひとりで手掛けたアルバム「LOST&FOUND」(2008)「LEGACY OF LOVE」(2017)「10 Short Stories」(2020)をリリース。2018年、個人レーベルMIOTRON RECORDS設立。ギター弾き語りの他、バンド「佐藤龍一&The Dragon」のリーダーとして東京を中心に活動している。

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Miotron Records

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