歌詞

「まだ終わらない」と叫ぶように

擦り切れた靴で走り出す

いつかは土に還るだろう

それでも心は燃えていた

君と見た景色を　ずっと忘れない

ビル風が頬を切る　夜明け前の路地裏

錆びついたポストには　誰の手紙も届かない

働いて寝るだけの　日々に溶けた足音

夢を置き忘れた　自分が笑えない

華やかな街の灯り　遠くで瞬くけど

この手の温もりは　誰も知らないまま

「まだ終わらない」と叫ぶように

擦り切れた靴で走り出す

いつかは土に還るだろう

それでも心は燃えていた

君と見た景色を　ずっと忘れない

灰色の空の下　踏切が鳴り響く

約束もないまま　過ぎてゆく午後三時

働いて寝るだけの　明日を繰り返し

鏡の中の目が　少し濁ってた

いつまで同じところ　回ってるのだろう

答えを探すよりも　まず息を吸い込む

「たとえこの道が」途切れても

掴んだ夢を離さない

ビル風が背中押すたびに

昨日より強くなれたんだ

君がいた季節を　ずっと忘れない

路地裏に咲く花も　やがて枯れて消える

それでも今　この瞬間だけは

誰にも奪わせない

「もしも生まれ変われたなら」

同じ街で君を探す

いつかは土に還るだろう

だからこそ生きる意味を知る

二人で見た空を　ずっと忘れない

「まだ終わらない」と叫ぶように

擦り切れた靴で走り出す

いつかは土に還るだろう

それでも心は燃えていた

君と見た景色を　ずっと忘れない