

雨上がりの匂いが 部屋に残って
濡れた夜だけが やけに正直で
言葉は遅れて 喉の奥でつかえて
胸だけが先に 騒いでしまう
神さま
置いていかないで
今日だけ
ここにいる
失くした人の名前を 口にすると
部屋の隅が ひとつずつ広がる
昨日まで確かにあった 温もりが
今日は 空っぽで 怖い
「もうだめ」って 言ってしまいそうで
「大丈夫」って 雑に塗りつぶして
それでも夜は 逃げ道をくれなくて
心の傷口を ひらいてくる
俺のことを知らない誰かが
「祈るよ」って 言ってくれる
その一言だけが
なぜか一番
沁みる
神さま
俺はきれいになれない
でもここにいる
救って とかじゃなくていい
ただ
置いていかないで
病院の白い光が 影を剥がして
機械の音だけ 妙に冷たい
治るって信じたいのに
頭が先に 諦めを選ぶ
子どものこと 家族のこと
守りたいのに 怖くなる
「もう食べられない」って言葉が
心の中で 何度も鳴る
鬱みたいに重くて
身体が言うことをきかない
自分を嫌う声が
一番うるさい
神さま
俺は強くない
夢も未来も怖い
でも今日だけ
手を伸ばす
指先だけでも
依存で抜け出せない夜
声も出ない 涙も出ない
それでも「助けて」って言えた
その一瞬だけ あたたかかった
神さま
俺はまだ壊れてる
でもここにいる
後ろから支えて
前に行かせて
明日じゃなくて
今日を歩かせて
雨上がりの匂いが まだ残ってる
「ひとりじゃない」を怖がりながら
もって寝る
- 作詞者
TAKU_
- 作曲者
TAKU_
- プロデューサー
TAKU_
- ボーカル
TAKU_

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神様、置いていかないで
TAKU_
病室の白い光、孤独な夜、そして家族への想い。絶望の淵で「助けて」と叫ぶ、魂の祈りを綴った一曲。明日ではなく「今日」を生き抜くために、弱さをさらけ出し神様にすがる切実な言葉が、同じ痛みを抱えるすべての人の心に深く沁み渡る。孤独な夜に寄り添う、渾身のライフソング。



