

何も無い初手もう手札は
赤く染まった事故現場
期待してた頬を叩くのに
丁度いい仕打ちだ
始まってもいないとこで
手も足もない弱者の檻で
押し付けられたハズレを
投げ出すこともできずに
瞳に映した景色そこはまさに
生者の住まうヘルホウル
生き延びるが前提の
奇跡だけが頼りの
不意に握りしめた手札
その中で悪魔を眠らせろ
苦悩は苦悩で美談でもない
そこにある涙も
これ以上は無いだろうと
眠りにつく首をかかれた
ある程度が予想ついても
それを塗り替えていく
ハズレくじに価値はない
ただそこに意味を与えたいだけだ
始まる前に決められた
僕に意味を与えたい
繋ぎ止めていく息で
僕らは死に方を探している
空っぽが怖くなる
その為に藻掻いている
長い長い酷な話に
ピリオドを打つ世界に
既に種は巻いてある
その顔は汚れている
生命に水を与えられるのは
他でもないけど結局
誰かがいるこの世界に
傷をつけることだ
瞳に映した景色そこはまさに
生者の住まうヘルホウル
生き延びるが前提の
自分だけが頼りの
不意に握りしめた手札
その中の悪魔を手懐けろ
苦悩は苦悩で美談でもない
そこにある涙が
世界を傷つけるためだけの
切り札になれるように
- 作詞者
尾﨑文音
- 作曲者
尾﨑文音
- レコーディングエンジニア
尾﨑文音
- ミキシングエンジニア
尾﨑文音
- マスタリングエンジニア
尾﨑文音
- グラフィックデザイン
尾﨑文音
- ギター
尾﨑文音
- ボーカル
尾﨑文音

尾﨑文音 の“wild card”を
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