

差し込む光が
揺れるベンチのそば
靡いていた木の下で君の瞳
黒く光っていたその奥に
どんな世界があるのだろうか
例えばの話
窓から見えた光の粒
放り投げた白い泡
未だに思い出せても
物足りない
そこに君はいない
大した思い出じゃないが
君に伝えたくなるのは何故だ
心が知らない喉から
足りない言葉で気持ちで
話したいのは何故だろうな
昨日から続く
苦しみも痛みも
形を持ってはいない
知る由もない
呑気なほど
隠し続けているだろうけど
こんなに近く
こんな遠い世界
青く丸い星の中で転がされて
一つにしかなれなかった
馬鹿固いマトリョーシカ
分けられないのか
分けたいのか
大した思い出じゃないが
君に伝えたくなるのは何故だ
1つしか無かった土産が
どんな形でも色をしても
2つになる気がしたから
僕が見た景色
人が賑わう街に佇み
そこに君はいない
君が見た世界
そこに僕も居たい
それだけなんだろうけど
大した思い出じゃないが
君に伝えたくなるのは何故だ
心が知らない喉から
足りない言葉で気持ちで
話したいのは何故だろうな
大した思い出じゃないのが
君に話しているうちに何故か
1つしか無かった土産が
どんな形でも言葉でも
2つになる気がしたから
2つ以上になった
- 作詞者
尾﨑文音
- 作曲者
尾﨑文音
- レコーディングエンジニア
尾﨑文音
- ミキシングエンジニア
尾﨑文音
- マスタリングエンジニア
尾﨑文音
- グラフィックデザイン
尾﨑文音
- ギター
尾﨑文音
- ボーカル
尾﨑文音
- パーカッション
尾﨑文音
- 合唱 / コーラス
尾﨑文音

尾﨑文音 の“土産話”を
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