

隔てられたままで
誰にも気づかれない闇の中で
唯一つ手を伸ばし掴んだ
黒く尖った片方の仮面
片方しかなくて
それしか愛せないような世界で
白い方を僕は知らなかった
誰もが持ってると思ってた
同じようにできなくて
言葉通りに事は運べなくて
分かっていた居てはいけなかった
御門違いの頓馬
昼前の路地裏に消えた
背中をめがけてたその礫は
君の笑顔の証だ
青く腫れた素肌
手を伸ばした世界の白い光を
隔てられたままの黒い影が
交わらずに君はただ正しいと
諦めた顔で横切っていく
暗闇の中を歩いて行こう
続く道が崩れてしまう前に
幸せを横目ダークヒーロー
名前も知らない朝が微笑むよ
確かなものが無くて
誰もが正しさを求めた世界で
唯一つ誰もが抱いていた
それとなく似た白い仮面
街の灯りにかき消された
侘び声の発信源はこの夜空だ
こんな一等輝く光も
忘れられてしまった
手を伸ばした世界の白い光を
隔てられたままの黒い影が
何も言わずに只々眺めている
諦めた顔を隠していく
誰もいない場所に消えてしまおう
傷跡に君が触れてしまう前に
蝋燭の灯りを吹く声に
名前も知らない朝の声に
かき消されていく
ただ眺めている
手も足も出ないまま朝は巡る
黙ったままで蝋燭は燃える
君がそれを吹いて笑う姿を
手を伸ばした世界の白い光を
隔てられたままの黒い影が
交われずに君は笑っていろと
黒く尖る瞳が流る
暗闇の中を歩いて行こう
朝焼けがこの頬を焦がす前に
幸せを横目ダークヒーロー
誰も知らない朝に消えていくよ
隔てられたままで
片方しかなくて
同じようにできなくて
傷つくしかできなくて
隔てられたままで
片方しかなくて
同じようにできなくて
傷つくしかできなくて
名前も知らない朝が微笑むよ
- 作詞者
尾﨑文音
- 作曲者
尾﨑文音
- レコーディングエンジニア
尾﨑文音
- ミキシングエンジニア
尾﨑文音
- マスタリングエンジニア
尾﨑文音
- グラフィックデザイン
尾﨑文音
- ギター
尾﨑文音
- ボーカル
尾﨑文音

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