歌詞

赤き月そびえる銀の城

軋む残響

揺れる火の灯りに照らされて

紅い瞳が笑う

ひび割れた地に咲く彼岸の華

蠢く寂寥

肌を伝う冷たい風に乗せ

滅びの歌を歌う

『その身に刻む悲しみのすべてを燃やして』

目覚めた月の下で

芽吹いた原罪の華

壊して壊して

夢見た白銀の日々も

赤く赤く　闇夜照らす

紅蓮の血の香に焼かれて

貴方が臨むなら捧げて

永久の誓約を

月は白く　闇夜照らす

孤高の声を響かせて

それでも願うなら

冷たき血の舞踏を

崩れゆく劫火で　染め上げらる空を

仰ぎ見て　抱きしめて

彼方と願いを辿る

澄んだ月の下で　歪んだ背に零す

「再び出会えたのなら　その手で終焉を」

高く高く闇夜に舞う

深紅の哀華を咲かせて

変わらず歩むなら教えて

最期のワルツを

月は白く共に照らす

心の線煌めかせて

裁きの晩鐘が

この身の果て告ぐ刻まで