歌詞

砕け落ちた聖堂に　佇む影と静寂

飛び散った硝子へと　映した暗色

幸せを願った　やっと叶うはずだった

約束された未来　結ばれし刻

嗚呼　私に突き付けたナイフ　熱を帯びて

別れの言葉だけを　貴方はただ叫んだ

『宣誓』も『婚輪』も『荊棘』も

『接吻』も『微笑』も『触愛』も

── 塗り重ねた　偽りだったの？

黒き翼を闇染めて　灰が滲む視界と

貴方が指す《決意》

仮染めの愛情が　奏でられて響く《不協和音》

今　滲む涙　瞳映す刃

穢れ知らぬドレスと　純心を誓うブーケは

破滅と罪の化粧　真紅に褪せた

嗚呼　どうか　貴方の心に首輪を掛けて

天から伸びた鎖　縛りつけてください

『声色』も『芳香』も『視線』も

『容貌』も『魅力』も『■■』へ

── 飾り立てた　衝動が渦巻く

白き身体を血に染めて　廻り出した歯車

もう止められない《罪業》

奪い取るそのナイフ

握り刺した最愛の《心臓》

今　消え落ちゆく　命の砂時計

血に塗れた純白は　もう戻せないから

貴方に微笑みを返した

「華燭を灯しましょう？」

『宣誓』も『婚輪』も『荊棘』も

『接吻』も『微笑』も『触愛』も

── 塗り重ねた　偽りだったの？

黒き翼を闇染めて　灰が滲む視界と

私が刺す《結末》

真実と愛憎が　絡み合って響く《不協和音》

ほら　どこまでも“色づく花”を抱いて