歌詞

正しさの数を数えあうよりも

欠けた温もりで抱きあうような

静かに笑う窓辺の緑のような

そんなふたりだから

まずは商店街の小さな本屋

旅の本を全部買おう

オープンカーに乗って

好きな街の風になろう

陽が落ちたらオレンジ色の目抜き通りで

こっそり手を繋ごう

なにもかも手に入れた気分で

君の嘘も本当も少しのずるさも

溢さないで守っていたいから

どこまででも迎えに行くよ

ぼくらはいま瞬き続ける真昼の星

結婚しよう

これから出会う柔らかなよろこびや

不確かな絶望のすべては季節の歌になる

花束を編むように大きな絵を描くように

曖昧でも光を手渡していたい

愛しているよ

君のまぶたや寄りかかる肩の特別な重さ

隠さないで触れていたいから

どこまででも歩いてゆこう

ぼくらはいま風に揺れるすずらんの夢

待たせてごめんね

結婚しよう