歌詞

ひびが入ってしまった頭蓋を

出鱈目に縛ったまま　駆け出した

左ポケットには焦燥と

右手に握りしめた鉛筆で　書きなぐる

透き通っている眼差しが

駆け抜ける稲妻のように貫いた

この心臓

推定時速5000㎞オーバー　超ド級のストレートが

月を半周した頃に　始めようぜ

スカしたあいつも　無関心なあの大人たちも

全部無視して　前だけ見て死んでやるよ

最高潮にハイになって　大往生を遂げたいぜ

安全圏を抜け出して　少し先へ

最高峰なこの時間は　再放送はできないぜ

大歓声を求めた　少年は唄った

来年は何をしてるかなんて　考えるヒマはないぜ

最低限の準備さえしないで　この足は止めないで

３．２．１の合図を待ってるあんたらに負ける気はしないぜ

お気に入りのスニーカーを脱ぎ捨てて

最高潮にハイになって　大往生を遂げたいぜ

安全圏を抜け出して　少し先へ

最高峰なこの時間は　再放送はできないぜ

大歓声は聞こえないまま

一歩目よりも二歩目の方が　重たいこともあると知った

道標が見えなくなった

この先は見たこともないような　景色が待ってるぜ

少年は笑う

最高潮にハイになって　大往生を遂げたいぜ

安全圏を抜け出して　少し先へ

最高峰なこの時間は　再放送はできないぜ

大歓声はなくとも　少年は唄う

走ってることに理由なんかなくて

むしゃくしゃしたから　叫んだんだ

あなた以外には届かないでくれ

蒸し暑い群青の下綴った

この戯歌を