歌詞

帰り道間違えたくて

路頭に迷うフリをした

やまないこのあめさえ

みにくくおもえた

歩けども離れぬ原罪が嗤う

惨めったらしいこのご身分じゃ何処にも居られない

こだまする意識がいつも私を罵った

「そっか、私の生だった。」

飲んでいろ縁の針千本

遮る世界が奇しくも明るくて嫌になった

「全部、私の所為だった。」

浮き彫りに詰めた自責小路

真っ暗な小さい部屋で

浅い息を酷使する

腫れ物の私はもう蛇にも成れないな

「救われたい」

抜かした言葉で明日を請う

いい子じゃないな

能もないな

誰も見てないな

遠い内側で今も届かぬよう泣いている

無意識に口ずさむ

「私が死ねば良かったんだ」

赤黒く滲む空は警鐘を包む雨模様

肥えて腐った思い出に

「ごめん」の一つも言えぬまま…