

縁側に 湯気の消えた 冷えた酒
肩先に まだお前が いる気がして
名前呼べば 風だけが 障子ゆらす
返事待つ 癖だけが ここに残る
ひとり月夜酒 お前はどこまで行った
あの角 あの坂 追いかけては 見失う
まだ近くに いるのかい 笑ってるかい
空の盃 月だけが なみなみと満ちる
骨箱に 入らなかった 午後の匂い
洗いざらしのシャツから 夏がこぼれ
「またあとで」と 玄関で手を振った
あの一歩が こんなにも 遠くなるとは
ひとり月夜酒 お前はどこまで行った
川沿い 岩陰 思い出だけ 騒がしい
まだ近くに いるのなら 黙っていて
この静けさに 混じり合って 眠ってていい
会いたいと 声に出せば 崩れそうで
黙ったまま 唇だけ 震えてる (ああ)
「兄ちゃん」と いつもの調子で 呼んでくれよ
叱るように 笑うお前を もう一度
ひとり月夜酒 お前はどこまで行った
見上げた この庭 影ふたつ 重なった
まだ近くに いるんだろ そう思えば
揺れる月明かり 盃ごしに 滲んで見える
- 作詞者
TADAO CHAN
- 作曲者
TADAO CHAN
- プロデューサー
TADAO CHAN
- シンセサイザー
TADAO CHAN

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ひとり月夜酒
TADAO CHAN
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