

雨に濡れた交差点
ネオンに滲むあなたの影
ガラス越しに時が揺れ戻る
改札前で立ち止まれば
スマホの灯が二人を隔てる
「久しぶり」その一言さえ
街の雑踏に溶けていく
便利さで埋めた日常に
ふと除いた隙間の孤独
無くしたはずのあの感情が
夜の風に蘇る
もう戻れない
街のスピードの中で
言えなかった「さよなら」が
今も胸をかすめる
テールランプ流れるように
あなたは遠ざかってく
濡れたビルの窓に映る
過ぎてきた 日々が問いかける
もしもの答えは誰も知らず
夜のタクシーが走り去る
交わした言葉が多すぎて
沈黙ばかりが響いていた
笑顔の奥にまだ残ってる
消せない約束の影
もう叶わない
二人だけのシナリオ
忘れかけた旋律が
胸の奥で鳴りだす
街の灯り 滲む視界に
あなたを探していた
交差点のざわめきの中
最後の笑みもかき消され
胸の奥でひとつだけ
永遠のドアが閉じた
静かに
- 作詞者
MIZU
- 作曲者
MIZU
- グラフィックデザイン
MIZU
- ボーカル
MIZU

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テールランプ流れるように
MIZU
夜の街を流れるテールランプの赤い光。
あのとき交わした言葉や、伝えきれなかった想いが、
光の尾を引くように心の中をよぎっていく。
「テールランプ流れるように」は、
都会の夜を舞台にした切なくもあたたかなラブソング。
過ぎ去った時間の中に、確かにあった優しさや痛みを描くように、
柔らかな声とメロディが静かに心に染みていく。
それは、もう戻れない夜に灯る、
小さな希望のような光。
アーティスト情報
MIZU
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