

くらげみたいな
月が見える夜は
終電まで
時を塗り潰そう
心の奥が
叫んでるんだよ
無難に生きたいけど
聴かせたい
歌がまたひとつ
色をなくした
シグナルをやりすごして
どこへ行こうか?
悲しみのその先へ
愛を鱗に
絆を翼に
ぼくらはこの場所から
何者にもなれるよ
マリンライナーでおいで
ぼくの故郷(まち)へ
時は流れ
大人びた微笑みで
生き急がないで
いとし人よ
この胸で眠れ
夜が明けるまで
港風に
思い出も錆びついて
砂を零した
手のひらを重ねあわせ
「問い」を鱗に
「答え」を翼に
生きてゆく不思議さえ
ぼくたちには解けるよ
夢みたいなスピードで
辛い日々も
永い夜の
車窓の星と消えて
何度でも見せて
その笑顔を
この手に預けて
夢も涙も
ターミナルの灯が見えたら
素晴らしい日常へ帰ろう
ゆっくり ゆっくりと
二人の明日へと
マリンライナーでおいで
ぼくの家(うち)へ
時は流れ
約束した未来へ
生き急いだって
いとしきみの
その腕のなかで
明日の朝まで
この海を越えて
マリンライナーで
- 作詞者
桑島明大
- 作曲者
桑島明大
- プロデューサー
桑島明大
- ボーカル
桑島明大
- バックグラウンドボーカル
桑島明大

桑島明大 の“マリンライナー77号 (You Tube Ver.)”を
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アコースティック・ギターによるアルペジオにのせて歌われる歌詞のテーマは「旅」、そして「童心」。どこかに在る、自分だけの「虹」を探して歩くことは、自分の内側にいる‟子供”との対話である。旅へのあこがれは、陰に日向に遊ぶ、真っ白な心への永遠の憧憬なのかもしれない。私(作者)がこの歌の詩にこめたメッセージは、私自身の多くの年下の友人たちへ向けたものだ。「旅立ちのテーマソング」にぴったりの、ミディアム・ポップ・ナンバー。
アーティスト情報
桑島明大
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