

咲かす花は君がため
その心に残って
絢爛豪華な簪をさして
金色に世界を粧したら
こっそり枝垂れたうつつな髪も
逢瀬のまにまにいるのでしょう
気高く美しい背中に舞う蝶は
茜に揺れている影へと落ちてゆく
花びらの色は匂へども
やがては風に散ってゆくの
袖に想い忍ぶれど
薄紅に染められて
この世の理つねならむ
ひとときも忘れがたいから
尽くす唄は君がため
月明かり照らすように
その心に残って
凛々と響く鈴を鳴らして
短冊に願いを零したら
すっかり見慣れた街の吐息も
夜の帳に紛れるでしょう
水面に映り込む ゆらりしなる翅は
君からの返事を静かに待っている
この身を焦がしてたなびいても
やがては闇に溶けてゆくの
儚さなど露知らず
時はただ流れてく
想いを磨いて夜もすがら
輝きは色褪せないから
送る唄は君がため
月明かり照らすように
その心に残って
月の裏側の世界を
目にはできないけど
君を想えば想うほど
目に浮かぶ青さだ
幾重に重ねた言の葉も
やがては塵となったとしても
愛を帯びたその熱は
確かに生まれたから
花びらの色は匂へども
やがては風に散ってゆくの
袖に想い忍ぶれど
薄紅に染められて
この世の理つねならむ
ひとときも忘れがたいから
尽くす唄は君がため
月明かり照らすように
その心まで
いつまでも
絶えずに残って
- Lyricist
Ryota Miyauchi
- Composer
Ryota Miyauchi
- Producer
BIR
- Vocals
Kuuso Romance

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Tsukiuta
Kuuso Romance