日本語ラップの知花タイ Vol.3のジャケット写真

歌詞

時計の種

知花タイ

土の底で待つ 埋もれた秒針

鏡の前では 素の笑顔をし

ここからまた 行こうと決行

足元支える 昨日の根っこ

過ぎた日々なら 軽々担ぐさ

内側で回る 春待つ歯車

誰にも見えない 暦の裏庭

土を押し上げる その希望は今

眠りを集めて きっとうとうと

それまでを包んだ 記録の球根

窓辺に残った 凍った日付

遠い便りから 届く愛受け

自分を削って 無理し耐える程

深く染み込む 土に還る音

丸い時の粒 転がりコロコロ

静けさの下で 遅咲きの鼓動

見えない糸が 今日の襟を縫う

閉じたページも 背表紙を支える

遅れて届く 便りのように

次の季節は 内側で育つ

ページめくって 次に交代し

古い涙まで 月日の堆肥

疼きの隙間に 古傷の新芽

あの日の僕だけ 苦しい苦悩知って

刻んだ呼吸を 韻とフロウにも

夜を数えてる 沈黙の振り子

過去の僕らを 全員肯定し

静かに増えた 年輪の寝息

昔の便りは いつでも元気

軒下で揺れる 時雨の芽吹き

止まるのも旅 だと思う

根を太くしてる 過去の養分

またそれを促す 愛は勢い

古びてなお立つ 錆びない記憶

育つ様子さえ 見えずどうして

風が知らせる 季節の継ぎ目

動かない窓も 空を忘れない

眠った言葉は 意味を失わない

遠くへ行った 日々の欠片が

今日の足元を 確かに固める

今も足より下 地中の足跡

あるはずさ 自由とかに多幸

土は雨を飲み ますます黒い

殻を破るまで 発芽する時

過去ごと背負った アティチュードをさ

風先に混じる 来春の予感

陽の当たる方へ 居場所変えとこう

眠りを育てる 時間の苗床

見えない糸が 今日の襟を縫う

止まった時間も 僕を離れない

まだ咲かなくても 終わりではなく

時計の種は 心で育ってる

針のない場所で 時は息をする

僕の知らない春を仕込みながら

  • 作詞者

    知花タイ

  • 作曲者

    知花タイ

  • ミキシングエンジニア

    知花タイ

  • マスタリングエンジニア

    知花タイ

  • ボーカル

    知花タイ

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