

土の底で待つ 埋もれた秒針
鏡の前では 素の笑顔をし
ここからまた 行こうと決行
足元支える 昨日の根っこ
過ぎた日々なら 軽々担ぐさ
内側で回る 春待つ歯車
誰にも見えない 暦の裏庭
土を押し上げる その希望は今
眠りを集めて きっとうとうと
それまでを包んだ 記録の球根
窓辺に残った 凍った日付
遠い便りから 届く愛受け
自分を削って 無理し耐える程
深く染み込む 土に還る音
丸い時の粒 転がりコロコロ
静けさの下で 遅咲きの鼓動
見えない糸が 今日の襟を縫う
閉じたページも 背表紙を支える
遅れて届く 便りのように
次の季節は 内側で育つ
ページめくって 次に交代し
古い涙まで 月日の堆肥
疼きの隙間に 古傷の新芽
あの日の僕だけ 苦しい苦悩知って
刻んだ呼吸を 韻とフロウにも
夜を数えてる 沈黙の振り子
過去の僕らを 全員肯定し
静かに増えた 年輪の寝息
昔の便りは いつでも元気
軒下で揺れる 時雨の芽吹き
止まるのも旅 だと思う
根を太くしてる 過去の養分
またそれを促す 愛は勢い
古びてなお立つ 錆びない記憶
育つ様子さえ 見えずどうして
風が知らせる 季節の継ぎ目
動かない窓も 空を忘れない
眠った言葉は 意味を失わない
遠くへ行った 日々の欠片が
今日の足元を 確かに固める
今も足より下 地中の足跡
あるはずさ 自由とかに多幸
土は雨を飲み ますます黒い
殻を破るまで 発芽する時
過去ごと背負った アティチュードをさ
風先に混じる 来春の予感
陽の当たる方へ 居場所変えとこう
眠りを育てる 時間の苗床
見えない糸が 今日の襟を縫う
止まった時間も 僕を離れない
まだ咲かなくても 終わりではなく
時計の種は 心で育ってる
針のない場所で 時は息をする
僕の知らない春を仕込みながら
- 作詞者
知花タイ
- 作曲者
知花タイ
- ミキシングエンジニア
知花タイ
- マスタリングエンジニア
知花タイ
- ボーカル
知花タイ

知花タイ の“時計の種”を
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知花タイ
アーティスト情報
知花タイ
2007年(12歳)、沖縄の地元コミュニティで創作活動を開始。次第にインターネット上の個人サイトや2ch等に創作物のアップロードを始め、名義や拠点を転々としながら不安定な活動をしていた。30歳の年となる2025年、本名に近い“知花タイ”としてアルバム配信を開始した。
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