歌詞

ケースにしまったわがままなフレーズ

生憎、誰にも届かないような距離で

真夜中、極彩色のライトで

一度照らして

郊外育ちの毒のない目には

都会の光景は苦さが残る

排泄と不平をただ垂れ流す

君は壊れていく

返してくれますようにとさ

お願いをしてみたんだけど

もうどこかに無くしてしまったらしい

今朝の大東京では

誰もが死んでるって言うのに

僕は何も興味がない

それでも悲しいそうに、目を伏せて

もう才能ないしさ、

笑うのよしとこうかな

それでも僕は人間だと

思うの

生涯のイメージはこれと言って

特筆すべき事はないんだけど

平穏、普遍も美しく思う

春の匂いのように

何回目かの季節の変わり目

些細な情感で呼吸を続けた

愛情も正常も失っていくのに

未だ汽車に乗る

不快に思っているのにさ

自分が汚れていく様には

それでも何も成す術が無い

今朝の大東京では

誰かは誰かを呪うのに

僕は何も聞きたく無い

それでも悲しそうに、目を伏せて

もう愛情なんかさ

期限が切れてしまっている

それでも僕は人間だって

思うよ