Lyric

碧く染まる 君は蜃気楼

降り注いだ光 濡れた髪が煌めく

軌跡を描き踊る水飛沫

瞳に写る透明な空を駆け抜けた

木漏れ日が攫う雨音の声

君の待つ景色が遠く揺れていた

雨に打たれた木々の匂いと

廻るガラス玉に映る陽が

鮮やかに色を塗り替えてく

挟んだ栞 一つ攫って

二人の足音響く

心がまた重なりだす

碧く染まる君は蜃気楼

降り注いだ光 濡れた髪が煌めく

軌跡を描き踊る水飛沫

瞳に映る透明な空を駆け抜けた

高台の木々に残る思い出

見下ろした街はあの頃のままで

坂道を駆け上がる靴音

風に乗せて響く花の声

無邪気に笑う君の横顔

心の雲が飛んで行った

淡い光を胸に

始まり告ぐ 鐘が響く

碧く碧く透明な水溜りが

鮮やかに日々を映す

深く深く澄み渡る空の下

君に触れて思い出す

季節は巡る僕だけを残して

いつの間にか胸の奥に鍵を掛けてた

ありのままの自分を閉じ込めて

暗闇のなか目に浮かぶ色に

光が差した

碧く染まる空へ飛び込んだ

降り注いだ光 濡れた髪が煌めく

心は響く 色彩に触れて

あぁ変わらない君の横顔が輝いてた