ざんぶ ざんぶ
きみはかがやきながらうつむいて
海にたおれこむ
なにを考えているのだろう
冬のつめたさが頬をなでる
生きていたことに気付いたんだ
忘れかけていたそれぞれの役割
触感センサーが電気をながす
ペーパーライクフィルムにかきだす
海へととけてく感情の結晶
沈殿していたこころのかたまり
喝采 喝采
ぼく、はきみを見ているか
ぼく、にはどうやったら
伝わるのだろう
沈みながらかんがえる
ざんぶ ざんぶ ざんぶ
ざんぶ ざんぶ
右手をのばすとぼく、にふれられる
空がしだいに遠くなる
なにを想っているのだろう
冬のつめたさが頬をなでる
しっかりことばで伝えるよ
360度の液体のなかで
一緒にもがこう
ぼく、の左手がふれる
あしがつく
考えていたより浅かった
冬のはずだった
心の琴線にふれる
コギト命題
きみ以外とは議論しない
ペーパーライクフィルムにかきだす
海へととけてく感情の結晶
今までなかったこころのかたまり
喝采 喝采
ぼく、はきみを見ているか
きみはぼく、
南へとびながら考えよう
ざんぶ ざんぶ
- 作詞
福留 瞬
- 作曲
吉村彰一
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ペーパーライクフィルム
四月の魚
四月の魚がお届けするファーストシングル。
アーティスト情報
四月の魚
喪失と救いをテーマに、往年のJ-POPと絶版本にインスパイアされた楽曲を制作する音楽ユニット。 変わりゆく世界の中に残り続ける煌めき。 意識の中で、或いは無意識の中で人は遺す事を使命として今日も息をしている。 呼吸の音、綴る言葉。明日はきっと違う形に変わっているかもしれない。 それでも私たちは残し続ける。 四月の魚は、その一つ一つを掬い上げて、言葉と音で紡いでいきます。
株式会社エクセリング