Lyric

にじむ色は　今朝のままで

晴れた空に　鳥が一羽

かすむ空に　思う一人

虹の下に　光る街へ

次の部屋で　傘を捨てて

顔を洗い　ヒゲを剃ろう

好きな仕草　気配隠し

月を覆う　雲が笑う

遠い国で　言葉忘れ

夢の中で　叫ぶ一人

煙揺らぐ　朝の光

映る影は　数を告げる

宵の口に　ひとつふたつ

沈む夕日　笑う月夜

夕陽睨み　顔を顰め

少し笑い　それを隠す

丘を登る　下を向いて

罪を被る　法螺を吹いて

首都の夜の　ビルが曲がる

リズム通り　空を揺らす

忘れ難し　友よ何処

雨を眺め　笑う奴ら

先を急ぐ　汗を拭いて

忘れられた　国を目指し

嘘の道を　西へ向かい

歩き続け　ここで一人

今日も明日も　続く限り

自分なりに　礼を尽くす

前と同じ　浮かぬ顔で

いつも通り　冴えぬ顔で

沈む月の　端の辺り

昨日枯れた　花の祟り

叶わぬ夢の　景色の中で

朝の４時から　降り注ぐ雨

頬杖ついて　静かに笑う

猫背のままで　優雅に歩く

赤い花火の　記憶の中で

青いパラソル　グルグル回る

悲しさ隠し　静かに笑う

できる事なら　笑顔のままで

急ぐ人に　道を空けて

花の種を　ふたつ飛ばす

海に抜ける　道を急ぐ

他に誰も　いない世界

穴を塞ぐ　欠片探し

１人消えて　二人消えて

ここで会うぜ　いつかきっと

滝の下で　必ずまた

架かる橋の　向う側の

朝の気温　予報以上

飾り付ける　工夫凝らし

目立つ様に　見える様に

写る景色　視線外す

次の駅で　一度降りて

朝の話　例の夜に

確認不足　かたじけない

軽はずみの　ツケを払う

足がでたら　まずは詫びる

出会う人に　花を配る

予想以上　残り僅か

次の部屋で　紙を貰い

何か書いて　箱に入れる

光が差す　四角い庭で

昨日書いた　歌を唄う

風が止んで　音が消えて

暗くなって　色が消えて

怖くなって　後ろ向いて

悪い癖で　嫌な気分

消えた月を　探しに行く

捻るレバー　煙上げて

アゴを上げて　首を捻り

顔を顰め　前を睨む

散歩帰りの　ふとした時に

黒と白とが　入れ替わる時

大事な事は　忘れぬ様に

動かぬ証拠　確かに此処に

消えた炎の　描く幻

愚かな希望　絶つ蝉時雨

悪い夢から　覚めたらここに

できる事なら　笑顔のままで

叶わぬ夢の　景色の中で

朝の４時から　降り注ぐ雨

頬杖ついて　静かに笑う

猫背のままで　優雅に歩く

赤い花火の　記憶の中で

青いパラソル　グルグル回る

悲しさ隠し　静かに笑う

できる事なら　笑顔のままで