Lyric

僕は君の幸せを

描くことのできる鉛筆にはなれないから

せめて君の悲しみを

全て消し去ることのできる消しゴムになりたい

出会いは突然で

放課後の教室で

うつ伏せた君

気づけば声は空気を伝い

君のもとまで届いてしまった

何気ない日常に抱えるべき憂いを

尊くさえ 愛しくさえ

いつか思えるかな

僕は君の未来を

まっすぐ導くことのできる定規にはなれないけど

君が涙に濡れる日は

綺麗な虹を描く分度器になるよ

だから何を愛したっていい

全て間違いだっていいんだ

今この瞬間　後悔のないように

机にこぼれた君の涙が　君のキャンバス

素敵な絵になる

僕は君の幸せを

描くことのできる鉛筆にはなれないけど

せめて君の悲しみを

全て消し去ることのできる消しゴムになるよ

僕は君の答えに

︎︎まるばつや点数をつける赤ペンにはなりたくないよ

君が君であることを

証明するために僕はネームペンになろう