歌詞
52Hzの海獣
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
あの日 街から歌声が絶えた
それを素知らぬ顔で漂う
波頭が砕け白く散ったとて
あの灯台は僕を見落とした
終わりはいつ頃
間もなくでしょうか
漂泊の旅路はどこまで
誰も知らない
何も要らない
嘯きながらなぜ泣く
世界がたとえ壊れていても
見せかけの愛で汚れていても
ガラクタの中から綺麗なものを探すよ
世界がたとえ恐ろしくても
人とまた傷付けあうとしても
それでも誰かと繋がって生きていたいよ
ただ こんな醜い歌を せめて今日は許して
今夜もまた投げた言葉はひとつも届かず
聞こえたとて たかが数舜のノイズであろうさ
けれど小匙半分ばかりの寛ぎを覚えた
厭わしい世辞やへつらいも強いられないから
喉を掻き切ってすべて終わるなら
それもいいとすら思えた
何も言えない口はいらない
僕らの声はまだ鳴るだろう
世界がたとえ狂っていても
不条理に塗れていたとしても
わたしの居場所はわたしの手で作り出すよ
世界がたとえ塞ぎ込んでも
冷徹で得体が知れなくても
冷たさの奥に隠した温みを探すよ
ただ 今日吐き捨てた歌も
いつか意味を持つように
- 作詞
西森シンタロヲ
- 作曲
西森シンタロヲ
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√human
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- ⚫︎
52Hzの海獣
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 2
列車
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 3
ミサンドリイに外ならぬ
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 4
できそこない
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 5
エトセトラ
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
アーティスト情報
yomosugara
ソロミュージシャン「僕はニンゲンになりたかった」が正規メンバーを迎え、2022年7月に結成。 純文学や映画を下敷きにしたメッセージ性の強い歌詞、テレキャスターとジャズマスターの鋭いサウンドを武器に活動中。 世間から弾かれた人々の疎外感や孤独、諦観、失意と、それでも生き抜こうとする希望を描く。
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僕はニンゲンになりたかった
ボーカルとギターを担当する西森シンタロヲによるひとりパンクロックバンド。 文学に影響を受けたメッセージ性の強い歌詞を武器に活動中。 中学時代、母を自殺で亡くしたことをきっかけにギターを手に取る。 鬱病患者、機能不全家族で育ったアダルトチルドレン、親になりきれない大人たち…… 世間から取り残された疎外感に苦しむ人々のために歌う。
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