

歌詞
できそこない
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
気怠い夏の夜半だった
鳶が鷹から生まれ落ちた
斯くも饐えた言葉に似つかわしく
落ちぶれて育った
「賢しい人になりなさい」と
「私のようになりなさい」と
教えをさんざ反故にする愚かさは
いったい誰に似たのだろう
いっそ春の雁に化けたなら
憐みを乞うて心地よく生きられたか
できそこないの精子と卵子が出逢ってしまって僕が生まれた
そうあれと願うほどに
何物にもなれないから 何かになろうと足掻いては
なおさら滑稽に映る
学がないなりに賢人武装して
お次は狂人でも気取りゃいいかね
できそこないの精子と卵子が出逢ってしまって僕が生まれた
それならどれほど楽か
「血統書付きの駄羽が何を言う?」と誰か嗤う
そのたび息が詰まる
せめてひとおもいに詰れ
- 作詞者
西森シンタロヲ
- 作曲者
西森シンタロヲ

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√human
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 1
52Hzの海獣
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 2
列車
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 3
ミサンドリイに外ならぬ
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- ⚫︎
できそこない
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
- 5
エトセトラ
yomosugara, 僕はニンゲンになりたかった
アーティスト情報
yomosugara
「僕はニンゲンになりたかった」としてソロ活動していた西森シンタロヲが、2022年7月に正規メンバーを迎え入れて結成。 社会や人間への不信感、失意、諦観と、それを乗り越えて生きる人々の希望を、鋭利なサウンドに乗せて描く。 明けそうもない夜から、それでも明日を見ている人々へ。ひとさじの希望を歌い続けるオルタナティブロックバンド。
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僕はニンゲンになりたかった
ボーカルとギターを担当する西森シンタロヲによるひとりパンクロックバンド。 文学に影響を受けたメッセージ性の強い歌詞を武器に活動中。 中学時代、母を自殺で亡くしたことをきっかけにギターを手に取る。 鬱病患者、機能不全家族で育ったアダルトチルドレン、親になりきれない大人たち…… 世間から取り残された疎外感に苦しむ人々のために歌う。
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