Lyric

風が頬を撫でる

夕暮れの坂道で

黄昏染まる影を

君とそっと重ねた

路面電車のリズムに揺れる

心も静かで

何気ない沈黙さえ

優しさに変わっていく

君が言う

「幸せ過ぎて怖い」って

僕はただ

その手を強く握った

今日も明日もこのままで

信じていて…この温もりを

古びた木の扉を

二人でそっと開けた夜

パイントグラスの向こうに

小さく揺れる温もり

カウンター越しに映る

街の灯りが滲んでも

君の瞳に映るものは

いつも真っ直ぐで

「失くしたくない」と君が言った

僕はそっと　頷いて笑う

どんな日々も君となら

迷わないこの手の中で

誰にも教えたくない

あの路地裏の灯り

煙の向こうに笑顔咲いて

肩を寄せた帰り道

喜びを分け合えることが

何よりも尊いって

君が教えてくれたね

君がいて僕がいる

それだけで変わっていける

今日も明日もこのままで

手のひらにある約束とともに