

破裂しそうな眼球を押し込んで
眠りたくても眠れない深夜2時
喉の奥が渇いて手を伸ばす
天上は今日も無表情
吸い込んだ息は
口から離れた途端に
重たくのしかかる
そそっかしい秒針が
弾かれて 揺れている
愉快な声が耳について
霜が降りたような廊下の前で
立ち尽くしている
この身に起こる出来事を
然程、大切にしているわけじゃないけれど
そういえば飽和した感覚の
筋道を整えてみたら
なんてことのない一日が
積み上げられて
牛頭が待ち構えていた
すくんだ足首を切り離そうとして
重たく沈んだ夕暮れ染まる17時
引きずっている影が傷ついている
ヘッドライトが笑って警告する
逸らした肩先は
予感を回避した途端に
よろめいて崩れる
頼りない月あかりが
半分隠れて覗いている
冷えた風が頬にあたって
いくつもの足跡が重なった階段
今も昇れずにいる
見えている世界の出来事を
然程、信じているわけじゃないけれど
気付くと四方を囲まれて
電線を眺めていたら
なんてことのない手のひらが
居なくなって
馬頭と目を合わせていた
後悔するほどのこともない
希望を持つほどでもない
ただ、そうなんだろうと
そういうことなんだろうと
月を見上げた
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- その他の楽器
福 水琴 - Fuku Mikoto -

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儚い夜
福 水琴 - Fuku Mikoto -
「儚い夜」
極端に削ぎ落としたリズムと音数で構成された、
ミニマルなダーク・ローファイ・アンビエントJ-POP。
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
音が立ち上がり、碁石のように花開く。
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