

濁りの澄んだ夕餉のように
私の心も止まったよう
薄いベールのような
何かを纏った
そんなものだけが残った
名前を呼んでも
返事はないまま
瞼の裏側で
日だけが暮れていく
私の時間は
そこで止まっている
何かを纏った私のままで
何かを纏ったまま座っている
残ったものだけ数えてみても
足りないところが未だ私を見ている
窓辺の皿には
冷めた色があり
箸を置く音だけ
やけに近かった
湯気の消えたあと
部屋は部屋のまま
私だけが少し
遅れているようで
進まないままの
一日を見ていた
散らかった服の数だけ
心の底は見えなくて
積もる度に
朝まで沈んでいた
薄い膜越しの私のままで
誰かの声だけ遠く聞いている
残ったものさえ確かめるほど
足りないところが未だ私を見ている
流しの奥で
水音が続いて
私の内側は
夕方のままだ
この薄いベールを
脱ぐ日が来ても
その日の私を
私と呼べるかな
何かを纏った私のままで
明け方の部屋に未だ座っている
残ったものだけ数えてみても
足りないところが未だ私を見ている
濁りの残る朝餉の最中で
動いた心が少しだけ鳴っている
- 作詞者
過言
- 作曲者
過言
- プロデューサー
過言
- 共同プロデューサー
2角形
- ミキシングエンジニア
過言
- マスタリングエンジニア
過言
- シンセサイザー
過言
- ソングライター
過言, 2角形

過言 の“VEIL (feat. Synthesizer V AI Riku)”を
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- 1
Elysian Horizon (feat. 初音ミク)
過言
- 2
Fallen Down (feat. 音街ウナ)
過言
- 3
他生空想 (feat. 唄音ウタ)
過言
- 4
記憶炉の燈 (feat. Bathycaphe & えりあす)
過言
- 5
魁 (feat. 可不)
過言
- ⚫︎
VEIL (feat. Synthesizer V AI Riku)
過言
過言による2nd EP『Elysian Horizon』。タイトルは「楽園の水平線」を意味し、うつによって揺らぐ記憶や現実感、自己の輪郭、魂や存在への哲学的な問いを描いた全6曲を収録。
オルタナティブを軸に、Electronic、Future Bass、バラードなど多様なジャンルを横断しながら、停滞や喪失、自己との対話を経て、再び前へ進もうとする心の軌跡を描く。初音ミク、音街ウナ、唄音ウタ、可不、Synthesizer V AI Rikuに加え、Bathycaphe、えりあすを迎えた初の人間歌唱主体曲も収録。
ボーカルのみが伴奏から1小節遅れて始まる「記憶炉の燈」をはじめ、編曲や構成、音響表現において新たな試みを随所に取り入れた意欲作。傷や記憶を抱えたまま、それでもなお歩み続けるためのEPである。
アーティスト情報
過言
Details are unknown.
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Synthesizer V AI Riku


