浮遊のジャケット写真

歌詞

浮遊

ヒバナ

昨日と同じ今日が またたんたんと過ぎ去った

窓から見える景色はずっと ここ数年変わらなかった

奇麗な未来が来ると聞いて 飛び乗って自分で歩くのを辞めた

気づけば 僕の 足は無かった

何も知らされ無いまま いつの間にかこの世界に生まれ落ちて

誰かが羨ましくなって でもその人にはなれなくて

ゆらゆら揺られ到着した駅は 歩いた人と違う場所だった

責めないで 責めないで 居場所を取らないで

真夜中 行き場を 無くした声を

飲み込んで もどしても 苦しくなるだけ

ただ優しくいたいだけ ただ正しくありたいだけで

どうして どうして 涙が溢れるの

人を避ける日々の中で 解けずに残ったのが愛だった

歪なこの心では 受け取ることができなかった

何もかもうまくいかなくたって

ただ自分を抱きしめれば良いんだよ

簡単だ 簡単だ

脱ぎ捨てた 笑顔の 仮面の側で

その手に持ってるナイフはいつ捨てるの?

生き抜く術を知りたいとか 誰かに勝ちたいんじゃなくて

少しだけ 少しだけ 愛を知りたいだけ

大切に抱えてる その箱はからっぽなんでしょ

他人の言葉を入れるくらいなら 捨ててしまっていい

どこかで拾った心じゃなくて 自分の中で育てた心だけを

それだけ それだけ

こぼして無くした 一粒の愛を

たゆたう雲に乗り もう一度雨になって

シワが似合う老婆のように ただ笑う少女のように

もう一度 もう一度 正しく生きたいだけ

  • 作詞

    ゆざめ

  • 作曲

    ゆざめ

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浮遊

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