esto perpetuoのジャケット写真

歌詞

ナラティブ・レクイエム

駒澤零

過ぎていく季節の中で

古くなる誰かの声

彗星はわたしを連れて

いつまでも塵を漂う

命、どうして、消える時まで。

マッチ棒で書いた名前で

君のいいねが文字を攫った

わたしの名を呼んだ熾天使よ

ねえ教えて

黒革の手帳を覗いて、

魔法みたいに生きている貴方と出会った。

暗い森の中を彷徨って、わからないまま

見えない身体はどんどんぐちゃぐちゃになっていく。

傷つけながら、「僕ら」は

何にもなれなかった死体。

愛してる、慕い、

きっと言葉の分だけ正しくなると思ってた

永遠の中で交差していく

「私たち」の物語をどうか見つけてやってはくれないか。

愛がいいなと似た者同士で

君のいいねが欲しかったんだ

戦争する言葉の針はもう見たくない

神を殺めて

君を殺めて

時間を止めて

祈りを止めて

  • 作詞

    駒澤零

  • 作曲

    駒澤零

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イラストレーター、≪KAOMOZI≫レーベルオーナー、文筆家、オーガナイザーと様々な顔を持ち活動する駒澤零の1stフルアルバム。「高校時代に対人恐怖に陥った際に人間の声が聴けなくなった」という自身の経験から、今回の作品は全曲VOCALOID歌唱で構成された「esto perpetua」とすべて駒澤自身が歌唱する「esto perpetuo」の2枚同時リリースという構成。Hyperpop、ニューウェイブを継承したポップなメロディに乗せて、日常的な何気ない感情や出来事を綴る全10曲に加え、「光の綿」のremixを収録。

タイトルの「esto perpetuo / esto perpetua」という単語はラテン語で『永遠に続きますように』という祈りの単語で、駒澤は本作収録の楽曲「bios pios」の歌詞をはじめ、ことあるごとにこの単語を引用してきた。それは変化することを求める世間の人々にうまく馴染めず、一瞬一瞬の美しい日々をパッケージングして永遠に忘れないようにしたい、という駒澤の創作の原点となる感情を表現した言葉ともいえる。

アーティスト情報

  • 駒澤零

    東京都出身。 イラストレーター・漫画家として活動する傍ら、音楽を作っている。 近年はMVアニメーションや美術展、Podcast出演など、多岐にわたる活動を行っている。ポップユニット・nemuigirl主宰。 将来の夢は自分の空想の世界を映し出した映画をつくること。

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