Lyric

まっすぐ歩いてるつもりで

微妙にずれてるライン

白いアスファルトに

答えを探してる

遠くで誰かが笑ってる

届きそうにないけど

今日の僕はやけにまぶしい空が

眩しかった

ビルの隙間をすり抜ける

湿った風を追いかけて

うまくいかない自分にさえ

少し慣れてきたんだ

過去の話ばかりする

大人にはなりたくない

手ぶらでいいから

明日を迎えにいこう

無重力のまま漂っていたって

着地地点なんて

最初からいらなかった

地図にない旅でも構わない

ひとつでも多くの

選んだを積み重ねたい

履き古したスニーカーが

今日も背中を押してくる

人混みに紛れて

聞き取れたのは自分の声

流されることにも

少しだけ意味があった

そんなふうに思える日が

きっと来るって信じてる

足元の石ころを

踏みつけた瞬間に

どこかで大丈夫って

誰かが言ってくれた

幻か現実かなんて

どうでもよくて

ちゃんと歩いてる

感覚だけが確かだった

無重力のまま叫ばなくたって

届くものはきっとあると信じてる

正しさに飽きたら戻ってこいよ

間違いも全部　ポケットに詰めて帰れ

願い事を声にした夜

星も見えない空の下

それでもなぜか　歩いていた

自分のペースで　自分のリズムで

無重力のまま笑えるならそれでいい

無意味だって言われても　全部が意味になった

誰のためでもない一歩が

今日もどこかで　確かに光ってた

真っ白な壁に落ちた影

それが今の僕の輪郭だった