Lyric

アブクが弾けた

夏の匂いが立ち込めたなら

立ち漕ぎ自転車

坂道は潮風を浴びていた

僕が歩いてきた道は

こんなはずじゃなかった

褪せた記憶と

汗にまみれたシャツを脱ぎ捨てた

回想の君は狂おしいほど

美しく見えたよ

この季節は何度蘇る？

その一瞬を愛してた

掴んだのに失くしてしまった日々

アブクのように消え去った

想いは美化され胸の中に

でも一生君を愛してる

2人で描いた夢の続き

ああ僕はどうやって生きていこう

さよならだって言えなかったのに

映画のような夏に蒸せられて

懐かしくなったよ

君の表情が

垂れ込めては涙を流して

差し込む光は

いつかの空によく似てる

回想の君が美しいほど

苦しくなったよ

この恋は何度も蘇る

さよならの季節だ

流れ落ちる涙が

カラカラに乾いた

アスファルトに染み込んで

もう会えないと知った

過ぎ去っていく暑さと

何度目の別れだろう

その一瞬を愛してた

この胸を締め付けてしまった日々

アブクのように消え去った

ゆびきりに隠してしまった嘘

でも一生君を愛してる

１人で抱えた夢の続き

ああ僕はどうやって生きていこう

この虚しさだって伝わることはない

名画のような君に咽せられて

懐かしくなったよ