Lyric

なんの力もない少女はギターを背負って

思いの丈を壁に向かって叫んでいた

机の前　舞台の前　誰もいない

息が苦しくなる

特別でもなんでもなかったんだ

無くなってしまったあの頃の純情な音を

今更になって取り繕って奏でるの

漠然としたイメージだけで綴った詩で

涙が流れた

そして罪を重ねてしまったんだ

もうどこにあるかさえ分からない

でも歌っている

ただ歌ってる

浮いてしまいそうな言葉が

本当になる日を願っている

考察と模倣を繰り返す世の中で

語られる空想とバックグラウンド

彼女が紡いだものはただの公式か

それとも自身の嘆きなのか

音楽さえなければもっと楽に生きれたのに

音楽さえなければ自分を好きになれたのに

音楽さえなければもっと楽に生きれたのに

音楽さえなければ

あぁもううるさいなぁ

どこにあるかさえ分からない

でも歌っている

ただ歌ってる

浮いてしまいそうな言葉が

本当になる日を願っている

何処に届くかもわからない

でも歌っている

ただ歌っている

燃え尽きそうなこの灯火

また燃え上がる日を願っている

街を泳ぐパーティチューンに

取り憑かれた人の群れ

流されぬようにイヤホンで耳を塞いだ

音楽さえなければもっと楽に生きれたのに

音楽さえなければ

どこにあるかさえ分からない

それでも誰かが求めるなら

この歌は本物なのかもしれないな

どこにあるかさえ分からない

でも歌っている

ただ歌ってる

浮いてしまいそうな言葉が

本当になる日を願っているから