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この曲は、愛と距離、そして心の成長を描いた実体験に基づく物語です。
絵画を学ぶためフランス・パリに留学した主人公。
東京に残した恋人とは大学時代から続いた美術部の仲間で、遠距離恋愛を続けていました。
ところが留学2年目、東京で彼の浮気の噂を耳にします。別れを決意し手紙を書いたその矢先、彼はパリに訪れ、ふたりがかつて愛の鍵をかけたセーヌ川・ポンヌフ橋で彼女を待っていました。
「もう無理、私たち…遠すぎた。」
そう彼に告げたのが、最後の別れでした。彼は何度も許しを願いましたが、当時の彼女には受け入れる余裕はありませんでした。
時が経ち、彼女は「許すことは、自分がいつか渡らなければならない橋を壊さないこと」というトーマス・フラーの言葉の意味を、心から理解するようになります。
この楽曲は、ローファイのビート、ジャジーな和音、アンビエントなシンセ、そして琴の旋律を織り交ぜたチルポップ・バラード。
“さよなら”の瞬間の儚さと、その後に残る想いの温かさを静かに描き出しています。