Acoustic Mini Live「日々、」のジャケット写真

歌詞

自由に捕らわれる。 (「日々、」Acoustic Ver.) [Online Live, 2023]

カンザキイオリ

今まで散々縛ってきた癖に

「これから自由にやりなさい」とか

馬鹿にしてんのか 馬鹿にはしてないか

なんでもできるって思ってんだろうから

それなら期待どおりになんでもやろう

感化されたものはなんでも身に付けよう

周りに何を言われたって好きなものを好きなように好きになろう

協調性がない奴って言われたけれど

明るい曲を聴き始めた 本当は興味があったから

セクシャルを隠すのを辞めた 自分を信じ始めたから

習っていたピアノを辞めた 独学でやりたかったから

知らない何かに戸惑うばかりだ

これから僕らは取り留めもない自由の果てに

騙され踊らされ生きていくのだ

何も考えず過ごすだけで褒められた日々は

二度とは戻らない

あとは忘れるだけ

好きなものも嫌いなものも

もう誰かが決めてはくれない

これから僕らは自由に捕らわれる

いつだって僕らの価値を決めるのは僕らじゃなかった

それで反抗しなかったのはそれでいいと思ったからじゃない

そもそもそれで妥協してたら暗い曲にのめり込んでなどいない

「痛い」「寒い」「辛い」「怖い」って自分の代わりに誰か歌うから

それが正しい あれが正しい

って周りが言うから

あれがいけない これが赦せない

って誰かが言うから

これからは僕ら好きなように

善悪も全て意のままに

それなのに未だ誰かの了承がないと安心できない

躊躇したら怒られるから矛盾したら怒られるから

考えることは辞めてきた

反抗するのは辞めてきた

「今までよくできました」

「それでは頑張ってください」

頑張るって何を?

引き離すのか?

買い被んじゃねぇ

知らない癖に

これから僕らは逃れられない自由の果てに

守られ赦されて生きていくのだ

幸せになるのは偶然が味方した人間だ

逃げ場は今さら作り忘れた

好きな人も嫌いな人も

もう自分で知らなくちゃいけない

これから僕らは自由に捕らわれる

自分を信じられないことが

「時代のせい」だと言うのならば

「環境のせい」だと言うのなら

僕らはそれを歓迎するさ

敵が「周り」だと言うのならば

「馬鹿にした奴ら」だと言うなら

僕らはそれを歓迎するさ

誰もがそう思っているんだ

何を好きになればいいのかも

何を嫌いになればいいかも

もうこれからは君だけのもの

その全てが君だけの言葉

言えなかったこと悲しかったこと

溜め込んだこと赦されるときだ

今こそあの日の言葉を

これから僕らは取り留めもない自由の果てに

騙され踊らされ生きていくのだ

これから僕らは巨大な何かに揉まれていく

さよなら情景

これから僕らは春が巡れどもこの先は

綺麗事で騙さなきゃいけない

引き返せない

戻れやしない

それでも最後に笑うのは僕らだ

  • 作詞

    カンザキイオリ

  • 作曲

    カンザキイオリ

  • プロデューサー

    カンザキイオリ

  • ボーカル

    カンザキイオリ

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  • ⚫︎

    自由に捕らわれる。 (「日々、」Acoustic Ver.) [Online Live, 2023]

    カンザキイオリ

アーティスト情報

  • カンザキイオリ

    2014年1月、ボカロPデビュー。 2017年8月、「命に嫌われている」を発表し大ヒット、2021年には歌い手・まふまふによって紅白歌合戦で披露された。 2018年からは事務所に所属し、自身の活動と並行してバーチャルシンガー花譜のオリジナル楽曲全ての作詞作曲編曲を担当。 2019年10月に発足したYouTube発のクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」に所属。 2019年4月、1st Album「白紙」を発売。 2020年2月、初の長編小説「獣」をEP「人生はコメディ」と共に発売。 11月、小説「獣」に大幅な改稿改題を施し、「あの夏が飽和する。」として全国の書店で発売。 2023年現在は15万部を突破し、2度目の重版が決定している。 2021年6月、セルフボーカルによる音楽活動を本格始動。 7月には初のワンマンライブ「不器用な男」を開催。 8月、2nd Album「不器用な男」を発売。 そして、11月11日新作小説「親愛なるあなたへ」を河出書房新社より全国発売。 各書店文芸書ランキングを席巻、軒並み第1位の快挙を成し遂げた。 2022年8月より「あの夏が飽和する。」が漫画家武富智先生により「月刊コミック電撃大王」にてコミック連載中。 2023年3月、作詞作曲編曲を担当していたバーチャルシンガー花譜のワンマンライブ「不可解参(想)」にて事務所の卒業を発表。 自身の中にある葛藤と向き合い、自らの力で創作するため自己プロデュースに挑むことを決意。 2023年5月、2ndワンマンライブ「別れなど、少年少女に恐れなし」を開催。 また同日をもってKAMITSUBAKI STUDIOを卒業し、新レーベル「IKIRU SHELF」設立を発表。 今後は音楽活動や執筆活動など、ジャンルに捉われることなく創作に挑戦していく。

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