

潮の匂い 残る浜に
名も呼ばれず 石は並ぶ
寄せては返す 古い記憶
声にならぬ 願いのあと
欠けた鳥居 濡れた縄
誰が始めた 祈りだろう
満ちることも 引くことも
ただ受け入れ 日々は続く
与えもせず 奪いもせず
ただ そこに在るもの
人は知っている 抗えぬことを
凪いだ海に 名を預け
言葉は 砂に還す
救いを 乞わぬまま
祈りは 続いてゆく
何も変わらず それでも
今日を ここに置く
満ち引きの その先で
静かに 息をする
灯りひとつ 消えたあと
波はすべてを 覚えている
喜びさえ 悲しみさえ
等しく 溶けてゆく
名を呼ぶことは 縛ることではない
忘れぬために ただ 名がある
凪の時に 手を合わせ
何も 望まずに
海とともに 在ることを 思い出す
それだけ
遠い声も 近い影も
すべて 還る場所
名を持つのは 人の側だと
嵐の夜も 静かな朝も
同じ海が そこに在る
失ったものを 数えぬように
ただ 進むために
凪いだ海に 名を預け
時は ほどけてゆく
守られず 試されず
共に 在るだけ
始まりも 終わりもなく
祈りは 波になる
凪の名は 今日も 呼ばれず
完全な凪 何も映らぬ水面に
確かに 在るもの
それだけを 残して
- Lyricist
Merayo
- Composer
Merayo
- Producer
Merayo
- Vocals
Himi

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Song of the Calm Sea (Reimagined)
Merayo
A quiet, meditative piece that entrusts nameless prayers to the calm sea.
Without giving or taking-simply existing.
Between the unchanging ocean and the ever-shifting human heart,
unspoken emotions continue like waves.
It is not about seeking salvation,
but about remembering what it means to simply be.



